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「津波だ!」
俺は思った。テレビや映画でみた現象とそっくりだったからである。「このままここにいたら危ない!」俺は良平を担いだまま山へ歩き始めた。足が震える…
怖くてたまらない…………このままの速度で果たして津波から逃げれるのだろうか……そんな不安が俺に打ち寄せてくる。
「に‥逃げろ……」
「えっ⁉」
「俺がいたら足手まといだ。たけおだけでも逃げてくれ。」その時、俺は誓った。絶対良平を置いてかないと…そして良平を見て
「ばかやろう!いつでも一緒なんだ、置いてくわけないっしょ」良平が涙ぐむ。「たけお😢」
迷いは無くなった。だが不安が無くなるわけではなかった‥。早く高台へ行かなくては………。ふと海の方を振り返ってみた。水平線に白い壁があった。波の壁だ。しかもかなり高い、今ははるか沖に見えるが、到達するのに時間はかからないだろう、山へ行くにはあと3kmくらい、絶体絶命かな…………
ふと幼い頃の記憶が甦ってきた。走馬灯というやつなのか。希望は1%未満、だがプラス思考の俺は歩いている。すると2Kぐらい離れた所にある県道から一台の軽自動車が向かってきた。砂利道をものともせず、砂煙をあげながら突っ込んでくる…。人影が見え始める。それは同じ高校からの友達の渉と満滋だった………
「み・つし…げ?」
満滋「たけちゃーん!良平!無事か?」
渉「助けにきたぞ!早く車に乗れー💦」
良平「助かった😢やったな⤴たけお」
「うん😃あいつら⤴最高だよ⤴⤴」
その時‼
《パンッ‼‼‼》
タイヤがバーストして車は川へ一直線に落ちていく‼満滋「あーれー💨誰かぁ💦」
渉「助けてぇ😭」
ドボンッ!
車は川へ沈む。彼らは何をしにきたのだろう?🏃
30秒ぐらいして彼らが川から上がってくる💧
満滋「死ぬかと思った😢」渉「俺の車がぁ😵😵」
「おーい、無事かぁ?💧」良平「おめーら。何しに来たんだよ💦💦」
「まぁまぁ😃💦おかげで元気が出たよ⤴」
満滋「ははは😃俺達が来たからにはもう安心さ⤴」
渉「皆で脱出しよーぜ⤴」良平「満滋…渉…グスン😢」「さぁ皆!気合い入れて行くぞ⤴」
一同「オォー⤴⤴」
俺達は気合いを入れて歩きだした😃⤴ふと津波がどこまで来てるか気になり後ろを振り返ってみた、津波の壁はわずか1m後ろにあった💧
「アッ…💧」
《ザバアアアアンッ‼‼》俺達は津波に飲み込まれた
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