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秀先輩は何故か悔しそうに握り拳を…
「僕が…」
「しょうがないじゃない、紫苑は元々から副会長候補にしては良い噂が無かったからね」
「しかし…!」
秀先輩が嘆く。
「だから気にするなと言ってるだろ兄貴!
あの行動は俺の独断だ!」
何故か兄弟愛を感じた一瞬でした…
「はいはい、秀も紫苑も喧嘩は余所か自宅でしろ!!
それにこの…皇魅遙さんもちゃんと見送りな!!」
いきなりの事で、
「えっ、えっ、えっ!?」
混乱せざる得なかったです。
見送り?
誰が誰を?
「皇さん、時間も時間です。
自宅まで見送ります」
「あのっ…二人を呼ぶ時はどうすれば良いですか…?」
林原先輩だと二人共反応するだろうから…聴いてみた。
外見の違いは銀髪か黒髪かなので、その点は大丈夫です。
「名前で良いですよ、秀に紫苑で御願いします」
柔らかい話し方だなぁ…
「はい、判りました」
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