ACT2:似て非なる相棒

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秀先輩は何故か悔しそうに握り拳を… 「僕が…」 「しょうがないじゃない、紫苑は元々から副会長候補にしては良い噂が無かったからね」 「しかし…!」 秀先輩が嘆く。 「だから気にするなと言ってるだろ兄貴! あの行動は俺の独断だ!」 何故か兄弟愛を感じた一瞬でした… 「はいはい、秀も紫苑も喧嘩は余所か自宅でしろ!! それにこの…皇魅遙さんもちゃんと見送りな!!」 いきなりの事で、 「えっ、えっ、えっ!?」 混乱せざる得なかったです。 見送り? 誰が誰を? 「皇さん、時間も時間です。 自宅まで見送ります」 「あのっ…二人を呼ぶ時はどうすれば良いですか…?」 林原先輩だと二人共反応するだろうから…聴いてみた。 外見の違いは銀髪か黒髪かなので、その点は大丈夫です。 「名前で良いですよ、秀に紫苑で御願いします」 柔らかい話し方だなぁ… 「はい、判りました」
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