ACT2:似て非なる相棒

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ACT2:似て非なる相棒

私が生徒会に仮入部が決定して 初めての…生徒会室です。 ─と言っても、まだ部屋には入室はしていません。 まだ2階の生徒会室前廊下です。 ─白倉学院:A棟2階廊下 放課後のみの集まりなのですが、今の会長になってからは…昼休みにも集まるようになっているのようなので、現在はその昼休み。 放課後も行かないといけないのですがね。 やはり挨拶は早めにしておいた方が…顔覚えられるかなと思いましたので… 「はぁ…人人人…」 右の手の平に人の文字を左の人差し指で書く。 「えぇと…確か…えぇと…はわわわ」 一人で忙しいと言われそうな程慌てていた魅遙の背後に、 「生徒会に何か御用でしょうか?」 銀髪で眼鏡の会長さんが居ました。 試しに名前で呼んでみました。 「はっ、はや…林原先輩っ!」 唐突だったので、声が上がってしまいました。 「…耳が痛いですよ…一年生ですね、生徒会にでも興味がありますか?」 「アレ?昨日会いました皇ですけど…」 「昨日は生徒会は休みでしたが…?」 何かがおかしい。 取り敢えず、一度先生に聴こう。 「えっ…じゃあ、私の勘違いです。失礼しました」 私は取り敢えずその場から離れて、自分の教室へと戻りました。 「あっ…もしかして…のことか…」 ふと先輩が呟いたのが聴こえましたが聴き取れませんでした…
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