唄人と白猫

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唄人と白猫

俺はいつものように唄ってた… あれはまだ暑い夏の真っ只中 大きな祭で賑わう地上を無視して 地下にこもって一人唄ってた。 すると角から見覚えのある顔が… あぁ先週とまってくれた変わった奴か… あんまりしゃべらん大人しい奴だから すぐ帰るんだろうな… トコトコと頼りなく こちらに歩いてくるチビっこを見ながら 俺はぼんやりと そんな事を思っていた…
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