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━絶世の美女━
その女には、まさにこの言葉がぴったりだった。
機械でも作れないような、整った顔立ち……。
花も恥じらう華やかさ……。
もし、この女が芸能界に入ったなら、一躍トップモデルになることだろう…。
この女がひとたび街に繰り出せば、すれちがった人は皆、老若男女を問わず立ち止まり、振り返るのだった。
そして、くちぐちに彼女の美貌を称えた。
そして、そのことは、この【絶世の美女】の自尊心を大いに満足させていた。
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