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「お疲れ様です。」
時計を見ると朝の9時を過ぎたところだった。
「一樹」
振り返ると先輩のトオルさんだった。
後輩の面倒見がよく、Club faithの売上No.3。
「タバコ忘れてるぞ、じゃぁな」
急ぎ足で去って行った。
お店の外に客を待たせている。たぶん今日ラストまで居た、常連のあゆみさんだ。
アフター(お店の営業が終わってから客とデートする)
まぁ…俺には関係の無い事だ。
電車に乗って帰宅、駅で降りて5分くらいでマンションがある。
こんな毎日を一年くらいしている。21才で夜の世界に足を踏み入れてもうすぐ22才
時間が過ぎるのが早く感じるようになった。
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