青年貴族とオルゴール

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そのオルゴールがつくられてから、年月がどれだけ過ぎていったのか知るものはありませんでした。 ある若い貴族のもとに、それはありました。 貴族の青年は、そのオルゴールを大切にしていました。 そのオルゴールの音色を青年は聞いたことがありませんでしたが、とても大切にしていました。 誰かの形見でもなければ家宝でもありません。 ですが青年は大切に、大事に持っていました。            
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