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私は、再び、広くなったベッドに横になり、枕に顔を埋めた。
「今、何時?」
チラリと涼を見ると、片手に卵を二つ持ち、もう片方の手にフライパンを持っていた。
時計は私の頭上にあったが、面倒だったので、また瞳を閉じた。
「あっ…仕事やばいかも。」
涼が、自分で動き、時計を確認して、呟いた。
私に話しかけているのか、一人言なのか。
私は、涼を無視した。
ジュウッと言う音がして、イイ匂いがしてきた。
お腹が待ちきれずに、ぐぅっと鳴った。
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