目覚め…

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そして、二人は、無言の食事をした。 数分後には、すっかり中身がなくなったお皿だけが並んでいた。 ガチャガチャ。 涼が立ち上がり、お皿をキッチンへと運び、お皿を洗って食器を片付けた。 私は、その後ろを素通りして、シャワー室へと入った。 ジャー……。 心地いいシャワーの音。 一晩かいた寝汗が流れて行く。 気持ちいい…。 外では、ガタンガタンと音がする。 「うるさい…」 しばらくすると、バタンと音がした。 多分、仕事に出掛けたのだろう。 これが、私達の毎日の朝。
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