第百二十三週目

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11月23日 05:53   「気付かぬフリして 走り去れ。」   八百五十三日目。   この時期になると 外ではクリスマスの イルミネーション的な アレがピカピカと 輝きはじめる。   嗚呼…ソワソワする。   アレを目撃すると 美しいと思いつつも 気持ちが妙に ソワソワするのだ。   恐怖の様な焦りの様な 緊張の様な妙な気分だ。   そして溜め息が出る。   これが「寂しい」と いうヤツなのか?   孤独な自由を愛する僕が 「寂しい」だなんて 思ってしまっているのか?   よく解らんが、 とりあえず映画を観て 気を紛らわすとしよう。   うん、現実逃避だな。   それだけは確かだ。
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