第百二十三週目

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11月27日 00:30   「中途半端な出来ばえ。」   八百五十七日目。   不毛な生活を している筈なのに、 毛がニョキニョキと 伸びてしまっている。   生きてりゃ毛は伸びる。   実に面倒臭い。   天然パーマネント的な 癖の強い毛髪なので 日常生活の中で ブチブチと切れてしまう。   癖毛に切れ毛で 実に毛な気分である。   いっその事 ツルッツルに剃って やりたい気配だが、 僕がツルッツルになると 怪しい宗教の 下っ端信者か病人にしか 見えないという 悲しい現実が目の前に 立ちはだかっているので、 頭部剃毛は 断念せざるを得ない。   ていうか一体僕は何で 毛の話をこんなにも 引っ張っているんだ?   日記を書き始める 直前までは 何か別の話をしようと 思っていたのだが、 ぶっちゃけ何の話を しようとしていたか すっかり忘れてしまった。   毛の呪いである。
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