突然の…

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午前1時すぎ。 父と母が帰宅した。 私はすぐに1階へと降りていった。 『明日から入院だげなょ。』 父は笑いながら私にそう言った。 でも私は笑えなかった。 笑い事ではなかったから。 父は笑っていたが、本当は不安で怖くて仕方がなかったと思う。 そして 血液検査の紙を私に見せ、 『これ悪いのか?』 ときいてきた。 私はその数値を見て、“ぞっ”としてしまった…。 肝臓の数値がかなり悪かったから…。 『そぉだね。肝臓の数値がちょっと高いかな。』 とだけ答えた。 そして、なぜか三人で鰻丼を食べることにした。
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