突然の…

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父は病院へ行く気になり、靴下をはきはじめていた。 そんな時母が、 『私が連れてくの?後でいくから、としくん連れてって。』 と言い私は驚いた。 “こんな時に何て無責任な!”とさえ思ってしまう言葉だった。 しかし母は明日の父のお弁当作りで、鰻を必死で焼いていた為、少しパニックになっていたのだろう…。 すると父が、 『いいわ。おっかぁが連れてけや。』 と言った。 父は母についてきてほしかったのだろう。 父もみんなに 黄色いと言われ少し不安になっていたのかもしれない。
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