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平凡だけどとても幸せな生活を送っていた。
ある日の夕方私は帰宅して淳一の帰りを待っていた。
淳一「ただいま~」
私「おかえりぃ」
淳一「今日の飯なにぃ?」
私「今日はね、ハンバーグ作ったよ」
淳一「すげぇうまそ~」
なんの変わりもない日の様に思えた。
淳一「あ~うまかったぁ」
私「良かった♪」
淳一はソファーの部屋でTVを観はじめた。
淳一「おい!!」
私「なぁに?」
洗い物をしてた手をとめ淳一の方を見た。
淳一「お前さぁ~ちゃんと掃除してんのかよ!」
私「してるよ?どうして?」
淳一「どうしてじゃねー!」
いきなりキレた。ビックリした。大きな声でさっきとは違うトーンの低い声で…
淳一「てめぇちょっと来い」
私「…」
淳一は人が変わった様な顔で私を睨んでる。
小さなホコリを私に見せてきた。
淳一「ふざけんな!やり直せ!」
私がつったっていると彼はまた大きな声で怒鳴った。
淳一「おい!てめぇ早く掃除しろよ!」
ヤクザみたいな口調だった。本当に恐かった。
目に涙を浮かべながら雑巾持って拭いてた。
淳一はまたいつもの優しい口調で、
「言い過ぎた悪かったな」
と言った。
この日を境に、淳一は変わっていった…
いや、変わったのではなく本性だった…
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