本性と暴力

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本性と暴力

淳一はあれから、優しい時とそうでない時の差が激しくなった。 私は動揺を隠せなかった。 「おいっっ!!!」 と言われるとビクビクしてた。私はこの時から淳一が恐くて仕方がなくて常日頃ご機嫌取りをしていた。 ある日の夜だった。私は会社から帰り、夕飯の支度をやり終え、淳一が帰ってくる前に家事を一通りやった。 “もう22時かぁ…淳一帰って来るまでソファーで横になろう” 私はクタクタだった。家事がクタクタなわけではない。淳一に脅えている自分に疲れていた… ガチャッ!! 淳一が帰ってきたのか… ダッ ダッ ダッ ダッ 乱暴に歩く音が聞こえてきた。 淳一「てっめぇ」 淳一はソファーにいる私を掴み殴った。 鼻血が出るまで蹴ったり殴り続けた。 ボコッ 私は恐くて泣き叫んだ。痛いよ…どうして?どうしてこんな事するの? 淳一「てっめぇ~何で俺に殴られてるか分かるか?あっ?」 私「…」 痛い。痛い。苦しいよ… 酷いよ、淳一… 今日が初めてだった。 手をあげられたり蹴られたのは…ショックだった。 淳一「てめぇ、家計簿書いたのかよっ!!!」 私「まっ…まだ…です」 淳一は本性を出し初めてから、色々な決まりを私に押し付けてきた。 家計簿は縦線何本にして作れ、横線はこうだとか。 私が一度、大きな書店で見つけた初めから出来ている【家計簿】を買ってきた。 淳一はそれを捨てた。 楽して書くなと… まだまだある。 家計簿は帰ってきてすぐにつける事と言う決まりだ。 私は今日それを怠った。 だからこんな目にあった…
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