本性と暴力

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私の期待と願いは見事に打ち砕かれた。 機嫌が悪いと暴力は続いた… 私は誰にも言えず会社の更衣室、キャバのロッカー等では出来るだけ体を隠していた。 淳一は顔はあれ以来殴らなくなった… 周りにバレるからだ… ある朝私は起きて、トイレに入り、出てきた。 淳一も起きてトイレに入った、が… すぐ出て来て、怒鳴りつけられた… 淳一「てめぇ!!!」 私は体が硬直した… また“くる”と思った。 案の定きた。 殴る蹴る私は泣く事しか出来なかった… 何故殴られたかと言うと、理不尽極まりない。 トイレの便座を上げて、出なかったからだ…ただそれだけだ… 決まり事の一つに、『トイレ便座を出る時に上げる』だ… 普通女の子はトイレは座ってする。 でも男は小の場合は、立ってする。 淳一は自分がトイレに入った時に便座を上げるのが面倒と言う理由で私にやらせてた。 強制だった。 私はこの日うっかりしてた…つい忘れた… そしたら殴られた… もう涙が溢れてとまらない。誰にもこんな事言えない…一人で抱え込むしかなかった。
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