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私は家に近付くにつれて、心臓がバクバクして足も重くなってきた。
“どうしよう…恐いよ…恐いよ…もう逃げたいよ…”
逃げたら捕まる事位わかっていたから私は家に仕方なく帰っていた。
家の前に着いてしまった…
ガチャッ 鍵を開けた…
玄関に入った時はもう足がガクガクしてとまらなかった。
“恐い、恐い、”
緊迫した空気が流れてる。私は淳一の前に立った。
淳一「そこに正座しろ」
私「はい…」
無言で殴ったり蹴られた。凄い音がした…
バコッ 鈍い音が部屋中響いていた。
淳一「てめぇ人の事馬鹿にしやがってよー!!」
私「しっ…してないよ?」
淳一「うるせぇ~!!」
また殴り続け私は仰向けに倒れた。
思い切り、体を蹴られた。
ピキッと何か体が動いた…
それと同時に激痛が走った…
痛い…痛い…痛い…
痛くて体を抱え込んで動けない。
淳一「てめぇ!演技なんかしやがってふざけんな!」
髪を掴まれた。思い切りまた蹴られた…
私は意識が朦朧としていた
私「じゅ…じゅんいち…私体痛くて動けない…救急車呼んで…おっお願い」
淳一「演技してんじゃねーぞ、こらぁ!」
私「本当にお願い…助けて…」
淳一は私を上から見下ろしていた。
淳一「おい、立て」
私「無…理だよぉ…痛くて動けない…」
淳一は私の様子を暫く見てた後に、事の重大さを感じたのか、私を抱き、自分の車の後部座席に寝かせた…
淳一「今から病院連れてってやるからな。本当ごめん…お前、先生には掃除してて椅子から落ちたって言うんだぞ、わかったか?」
私「はい…」
痛くて痛くてたまらない…涙もとまらない…
でも私が悪いんだ。
仕方ないと思った…
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