七月十日

4/7
前へ
/86ページ
次へ
鏡をのぞく。 ヒゲは無くなり、 髪は明るい茶色に。 「こんなもんでいッか」 蕪木はちょっと 満足気に呟き、 我が家をあとにした。 「やっぱコンビニだな」 バイト=コンビニ という式が頭の中で 勝手に成り立つ。 いつも通っている コンビニに行ってみた。 「いらっしゃいませぇ」 バイトらしき女子高生が レジから挨拶した。 こいつじゃ、 聞いても無駄か‥ 他の奴が来るまで待つことになった。 10分ほどすると けっこう年配のおっさん がでてきた。
/86ページ

最初のコメントを投稿しよう!

279人が本棚に入れています
本棚に追加