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「蕪木君、実桙ちャん好きでしょッ?」
仕事の合間合間にしつこく尋ねてくる‥それが伊藤だった。
実桙というのはバイトの女子高生のことだ。
だが蕪木は断じて
好意は抱いてなかった。
だが
伊藤は
しつこい!しつこい!しつこい!しつこい!しつこい!しつこい!しつこい!しつこい!しつこい!しつこい!しつこい!しつこい!
「実桙ちャんは‥」
「今日実桙ちャんが‥」
「実桙ちャんのこと‥」
「実桙ちャんは俺の物」
とにかく
実桙実桙うるさい
当の実桙は
伊藤が怖かった…。
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