七月十六日

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このアパートを出よう。 そうしなければ 伊藤を 殺せないからだ。 元々都会から離れた 山と隣接するところに いたから山の中に入ることなどたやすいことだった。 蕪木は山奥に 古い小屋を見つけ、そこに生活用品をすべて持ってきた。もちろんあの箱も‥。 実行日は明日。 準備をしなきゃなあ。 ニヤつきながら蕪木は 準備をしだした。 大きめの机 ビニールシート 大きめのカッター よく切れる包丁 これらを準備して蕪木は眠りについた 明日を楽しみにして。
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