七月十七日

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「はい。いきまーす」 蕪木は無表情になって 包丁を伊藤の胸に押し当てる。 「ひッ!や、やめ…―」 包丁をすーッと縦に動かす 綺麗に裂ける腹…。 「う…ぎゃああああああああああああああああああ」 「人間ッて凄いなあ・・」 ぼそりと蕪木は呟き、 腸を引っ張ってみた 「……う…あ」 もう伊藤は 死にそうな顔をしている。 ズルズル ズルズル ズルズル 腸は長々と出てくる。 「伊藤さん‥実桙ちャんにも見てもらいたいでしょ?」
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