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神田は黙って
山道を蕪木に着いていく。
「ここだよ」
ガチャ
小屋を開け、
神田をいれ
小さな音を立てて
戸を閉めた。
「あのぅ、なんなんですか?」
「伊藤…………」
「?」
「伊藤殺してやッたよ」
神田は一瞬硬直した。
「はい?」
「殺してやったょ」
「何冗談言ってるの?」
「本当だよ」
神田は青ざめて
携帯を取り出した。
「何するつもり?」
「け、警察」
後ずさりながら神田は携帯を開く。
次の瞬間
蕪木はすごいスピードで
神田の携帯をはじいた。
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