七月二十五日

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「おはよう神田」 笑顔の蕪木 意識がはっきりしてくる。 「いや、助けてええ!!」 手足が縛られている。 「神田が悪いょ。伊藤が死んだのに警察呼ぼうとするなんて‥。」  すでに正気ではない蕪木の瞳は 光というものが なかった。 「人殺し!!」 「神田だって伊藤を怨んでたじゃないか」 「人殺し!」 人殺し! 人殺し! ひとごろし! ヒトゴロシ! うるさいよ
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