妄想日記

手紙

私は手紙を郵便ポストにではなく直接彼の家の郵便受けへと入れた。その方がすぐ彼の元へと届くと思ったから。もう彼は手紙を読んでくれたかしら。手紙に添えられた電話番号に気付いて、きっともうすぐ彼から電話が来るはず…。
だけど、待っても待っても彼からの電話は一向にかかって来ない。どうしたのかしら…。そうか、わかったわ。きっと、恥ずかしいのね。あなたはシャイな人だから。そんな可愛いところも大好きよ。大丈夫、今日もちゃんと私の方から連絡するわ。心配しないで、いつも傍にいるから…。

そんなに見つめないで。嬉しいけれど、周りのみんなに気付かれちゃうわ。あなたは周りに私達二人のことは伝えていないんでしょう？
あなたと私は秘密の関係…