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「お前を信じてる」なんて
口だけなら何とも言える
そんなコトを気付かないまま
あなたはまた
心ない一言を口にする
『嘘』というサイクルに巻き込まれた
ボクを傷付けながら
あなたは立ち上がる
「いつもがその繰り返し」
なんて割り切っていたはずだった
しかしある日
あなたはボクの前から消えた
あなたは地に落ちたまま
もう二度と戻ってはこなかった
この世に一片のカケラも残さず
母なる土へ帰っていった
それから
『嘘』というサイクルはなくなり
あなたの存在すらなくなった
大嫌いだったはずのあなたを
恋しく思うボクの中では
あなたは何かしらの形になり
まだボクの中で行きている…
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