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『好きです』
この気持ちを伝えたい
でも伝えて今の関係が壊れるのが嫌で伝えられずにいる
友達のままでも．．．
そう思うと少しは気が楽になる
でもそれはその場しのぎでしかない
現に君と目が合うたび僕の胸は張り裂けそうになる
そんな僕に君はいつも笑顔で話しかけてくる
僕は思った
『気持ちを伝えなきゃ何も変わらない』
そう思ってから二日目にﾁｬﾝｽがきた
放課後の教室に君と僕しかいない
僕は震えながら
『君のことが好きなんだ､僕と付き合ってください』
教室に響く自分の声
とうとう伝えてしまった…
君は無言のまま僕に背を向けてる
静かな時が流れる
そんな静寂を破ったのは君の震えた声だった
『わたしもあなたのことが好き』
背を向けてても君が泣いてることは理解った
僕は
『ありがとう』
そう言いながら君を優しく抱き寄せた．．．
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