第一ゲート

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アヘアヘ。 光が収まったので目をうっすらと開けてみると、目の前にはドアップでフーラがいた。 「?!?」 どうやら今の状況を見てみると、千里は横たわっていて、千里の腹の上にフーラが気持ち良さそうに座っている。 千里の顔を覗き込んでおいて、ツンツンと髪の毛をつついている。 「いたっっいたいいたいっ!!!!…ちょっと!!!」 やっと状況把握できた千里は思いっきりフーラを突き飛ばした。 頭がズキズキする。なんてフラミンゴなの!! 千里はフーラをきつく睨んだ。 フーラは突き飛ばされた大勢のままアヘアヘと笑っている。 …そういえばさっきはこのフラミンゴいなかったな… 今更気づいた。 しかしその事についてはあまり深く考えず、千里は頭を押さえながら辺りを見回してみた。 ここは…まだ神社の本殿の中…?? どうやら扉の感じからしてみて、そうに間違いないようだ。 …ジャリ… ふと外から誰かの気配がした。 …ハツネさん?… 千里は扉の隙間からそっと外の様子をみてみた。
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