記憶

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愛嘉― 新しい先生が入ってきて何やら話を初めていたが私には一つも耳に入らなかった… HRが終わり、教室を出ると愛嘉が立っていた 「愛嘉…」 『やほッ✋中学生になったらなんか気分よくなっちゃッてさぁ髪どぅ??似合ってる?』 私はその場を取り繕うように 「どしたん⁉ばり可愛いし❤絶対モテるー」 と作り笑いをした 『まぢぃ―ぁりがとォ❤樹莉亜もカワユスぢぁけモテるモテるゥ~😆』 「ないないィ✋」 『ぢぁ今から遊ぶんだ―また明日ね』 「うん😉バイバイ」 ―愛嘉― 中学生に上がるまでの休みに何があったの?? ただ憧れだのなんだのに興味が湧いてただ流されてるだけなのかな?? ―「ただいまぁ」 【お帰りィ速かったわね。学校どうだった??】 「まだ馴染めないかんじィ速く友達作んないとね」 【愛嘉ちゃんと同じクラスだった??】 💥愛嘉という言葉を耳にすると胸が痛んだ 「ううん愛嘉はB組だったよォ」 【あらぁ残念ねェ】 ―残念 残念だったかな… もし同じクラスだったらどんなんだっただろ 愛嘉が変わる姿を、愛嘉が私から離れていく姿を見守らないといけなかったかな…
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