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はい出ました道路一杯に通行禁止のバリケード。なになに?土砂崩れと落石でかなり危険らしい。こりぁ引き返し決定だなぁ(^_^)vと思いきや…
彼『ちょっとこの柵開けられない?』
私「ええーっ?」
最初の『青森側には着きません』表示からここまで1時間位は走らせて来たから、はいそうですかと引き下がるのは確かに虚しい。本当にあと僅かこの白神山地を2~30分走り抜ければ青森に着くのだ。
気持ちは判るが強攻突破は一人の時にしてほしい…ましてや昨日はここを台風が通過してんだからな?
暫く走れば諦めるだろうとバリケードをどかして侵入、短いトンネルに入り出た先には…更にバリケード。
『えー。』
「やっぱり最初の告知の言うこと聞けばよかったね~」
『でもバリケード侵入する前までに2~3台すれ違った車は何処から来たんだよ?』
「近くに住んでる人か私達と同じ引き返したからすれ違っただけなんじゃない?ちょっと教えてくれても良いのにね。」
時速80キロ同士がすれ違いさま教えられるか微妙だが。
『えー?ほんのちょっとで着くんだよ~?』
…どうしても引き下がらない。ヤレヤレ。バリケードをまたよけて峠に突入です。
…えっと……標札🚩が折れてます……あっ、ガードレールがひしゃげてます……あっ、標札が今度は蛇腹に潰されています……というか、走り去る中全ての標札が原型をととめず、ガードレールは障子紙の様に破かれて穴だらけです……路面はアスファルトをやめ、砂利になりました……2輪の砂利道は、怖いよぉ~~~!(ToT)崖・砂利・落石・土砂崩れ・国土交通省の人に怒られる・彼氏のバイクの腕前、様々な不安が一度に押し寄せる。
後ちょっとの道が気分的に何時間にも感じましたよ。怖くて写メ撮る余裕はありませんでした😭
何とか出口まで無事たどり着き、青森側のバリケードを数回どかして立ち入り禁止区域から脱出。最後の最後どっかのオジイチャンにおこらりた。もっと叱ってやってオジイチャン!!もし何かあったらどうするつもりなの?私が彼氏なら引き返してたよ!って気持ちを冷静に且つトゲなく告げ質問すると、
彼『それは一緒来た時点で道連れでしょ。』
………
「ヤレヤレ。とりあえず青森入れてよかったね。でも帰りはゼッッタイここ通るの嫌だからね!!」
『(それくらい)分かってるよ』
皆、真似しない方が良いよ。
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