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飛行機の窓から見ゆるうろこ雲は海の泡のごとくただよふ もくもくと積乱雲の昇りゆく群青色の空の彼方へ じっとしていても吹き出す汗・滴これぞあかしよ夏の盛りの ああ夏が終わるからこそこの日差し刻み付けよう体いっぱい こもれびのすきまに響けセミの声夏の名残を惜しむかのように
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