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いや…ってか必殺技あるんだ…。
俺が半ば呆れながら感心していたら、再び声が頭の中に響いた。
『必殺技の使い方は簡単ですので、おそらく出来ると思いますよ』
ルナはそう言って、必殺技を使うように促した。
『分かったよ、使うから使い方を教えてくれ』
『分かりました…ではまず、双銃に炎属性を属性付与してください』
ルナはそう言われたから、俺は美作が地団駄を踏んでいる間に、双銃に炎属性を属性付与した。
『次は水属性を属性付与してください』
俺はルナの言う通り、双銃に水属性も属性付与した。
『その次は風属性、さらにその次は土属性、さらに雷、氷、闇属性の順に、属性付与してください』
そして俺はルナに言われた通りの順番で属性付与した。
『言われた通りにしたぞ』
『では最後に、光属性を最大限まで属性付与してください』
ルナはそう言って、最後の指示を出した。
俺は言われた通り、限界まで光属性を付与した。
そしたら、突然双銃の銃口から光の線が出てきた。
光の線は地面に着いたと思ったら、まるで意思があるかのように、地面に何かを描き始めた。
そして光の線は何かを描き終えたらしく、銃口から切れた。
そしたら光の線は一繋がりとなり、一つの円の中に二つの正方形が円周上に頂点が接している八芒星を象り、その中には二つの大小分かれた円と、謎の言葉が二つの円の間に書かれている、魔方陣を形成した。
魔方陣はまるで俺を守るように、線上から真上に向かって光を放っている。
『あとは技名を言いながら、引き金を引くだけです』
『あぁ…技名はなんていうんだ?』
『技名は………です』
『そうか…ありがとうな』
俺はルナから技名を聞き、そう呼び掛けたら、ルナが何も言わなくなった。
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