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「ん…んんっ……?」
俺は差し込んできた日の光が目に当たり、その眩しさのせいで、俺は目を覚ました。
「…此所は何処だ?ってか俺は確か美作と戦った後倒れて…どうなったんだっけ?」
俺は身体を起こして、一体何が起きたのか分からなかったから、混乱しつつ、記憶を辿った。
場所は回りを見た限りだと、病院の病室みたいな感じだけど…。
ーガチャッ!
俺が記憶を辿っていたら、ドアが開くような音が聞こえてきた。
「ようやく起きたみたいだな…そろそろ起きる頃だと思っていたがな」
そしてドアが開いたとほぼ同時に、条威の声が聞こえてきた。
「良かった…起きたんだね」
「皆さんかなり心配してたんですよ?」
「でもこれで安心よね」
そして条威と共に、御貴と朱姫と羽柴がそれぞれそう言って、部屋に入った。
「皆…大丈夫だったのか!?」
「私達は傷自体は多かったけど、快翔君みたいに大きな傷はなかったからね」
俺がそう聞いたら、羽柴がそう答えた。
「それに条威君に至っては、傷一つなかったもんね」
「…マジでか?」
「嘘をついても仕方ないと思うわよ?」
俺は羽柴が言った事に、思わず耳を疑ってしまった。
だって条威は四対一の状況だったんだぞ?
それなのにノーダメージで全滅させるなんて…どんだけ強いんだよ…。
俺が羽柴の言葉に呆然としていたら、不意に一つの事に気付いた。
よく見てみたら、アイツがいないな…。
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