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愛の家は道場。
その3軒 隣が勇の家。
小学校から高校まで、ずっと同じ学校。
幼なじみだから、ずっと学校内でも普通に仲良くしてた。
だから いつの間にかついた、あだ名が…
愛らぶ勇コンビ。
はたから見たら まるで付き合ってるみたいだから。
愛の名前と勇の名前を
“らぶ”でくっつけて
愛らぶ勇コンビ。
愛『はぁ―…ありえない…』
心から大きなため息をつく。
勇「イイあだ名だよなぁ」
愛『どこがだよ!!あんた彼女いんのに、なにが“愛らぶ勇”だっ!あたしたち一度も付き合ったことねぇし!!』
勇「…俺…女の子には優しいから…好きな子じゃなくても断れないんだ…」
カッコつけた笑みを浮かべた。
愛『アホか』
愛は呆れてスタスタと勇より早く歩いていく。
勇「ひっでぇ―。確かに付き合った子とは絶対ヤッてるけどさぁ…」
愛『そういう話をあたしにするな!!まだ未経験だし!!しかもそれが“たらし”なんだろが!』
勇「だから女の子の研究だって。…ていうか、まだ処女なの?Hの1つや2つ、ぱぱっとやれよ~。まさかキスも…?」
愛『だからっ、あたしにそういう話をするな!!全部純潔のままだっつの!!』
べぇっと舌を出してやった。
勇「ふぅん……そりゃよかった。」
聞こえないように呟き、勇も早足で、愛の後を歩く。
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