●日常●

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      愛『終わった?』         ドア越しに勇に話しかけた。         勇「ん―。終わった。」         キィッとドアが開き、目の前に道着姿の勇が現れる。         愛『んじゃ交代。覗かないでよ。』         軽く念押しして、愛は更衣室に入っていった。              ピロリロリ、         勇「!」       横に置いておいたスクールバッグの中からケータイの着信音。       勇はケータイを取り出すとメールがきている。           FROMゆいこ ―――――――― 勇くん! 今日なんで一緒に 帰ってくれなかっ たの?(≧∩≦) 付き合い始めたん だから明日は一緒 に帰ってよ! やくそくねo(^-^)o ――――――――           勇「………」         パタンとケータイを閉じて息をついた。           勇「早めに別れっかなぁ…」             愛『だったら始めから付き合わなきゃいんだよ』           不意に後ろから愛の声。         勇「…早いな。」     愛『急いだからね。彼女からでしょ?明日はちゃんと一緒に帰ってあげなよ』     勇「…人のメール勝手に見るなよ~」      愛『見てないよ。けどだいたい分かる』     道着をきた愛は、そう言って畳のしかれた所に歩いていく。         勇「ウォーミングアップはいいの?」     愛『いいよ。さっさとやろ。』     勇「んじゃ審判は、じーちゃんでいっか」         勇は、キョロキョロと、その“じーちゃん”を探した。  
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