●日常●

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          しばらく試合が続き…                     どたんっ         愛『ぎゃあっ!』       勇「へっへっへ―♪ここから30秒間もがいて外せるもんなら外してみろ♪」     愛は勇に押し倒され、寝技に持ち込まれた。         愛『きぁ~!離せぇ!!;っていうか最初空手だったのに、なんで柔道になってんのさッ!!?』         勇「やっぱ寝技しなきゃつまんねぇじゃん?」       愛『空手に寝技はないでしょ!!;』       勇「だから柔道だって…」       ※試合中にこんな会話は普通しません。いきなり空手から柔道なんてこともありません※         じ―ちゃん「20秒経過!!」       何故かじ―ちゃんも空手から柔道に変わったことを気にせず、柔道ルールに切り替えている。             愛『むぁ―――!!』       バタバタともがくが勇の抑え込みは強く、外れそうにない…。         じ―ちゃん「5、4、3、2、1!一本!!」         大きな声が響き、愛の全身から力が抜ける。         勇「ふ―、勝った勝った♪」       満足気な笑みを浮かべながら、勇は愛から離れた。         愛『あ~~っ!もう!また負けた!』       悔しそうな顔つきで愛も起き上がる。         じ―ちゃん「いやいや、面白い試合じゃったわい! さて皆~、稽古に戻るぞ~」     あっさりとした様子でパンパンと終わりの合図を出す、じーちゃん。       あっさりすぎる。       そして子供たちの稽古へと戻っていった。           愛『うぅ…』         膨れっ面な愛は道場の隅にしばらく座り込んでいる…。     まるで子供。           そこに、勝者の勇が近寄ってきた。  
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