子供を愛せなかった私

拒絶

私のいら立ちは全て美華に向けられた。泣き声を止めたくて口をふさいでいた私の手は次第に美華の首に行くようになっていた。美華の首を絞めながら、死ね！！と頭の中で叫んでいた…。その度に美華は必死にもがき、抵抗する。悲鳴のような泣き方をしながら……。その泣き声を聞くと私の手は止まる……。布団に潜り耳をふさぐ……

どうして、この子は こんなに抵抗するの…?そんなに生きたいの?こんなひどい親から生まれてきて この先、良いことなんてないのに……幸せになんてなれない！死んだ方が楽だよ………。