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季節は春にさしかかり、桜は色鮮やかに咲いている。
周はその桜並木の小道に吸い込まれるように歩いてゆく。
途中で躓(ツマズ)きそうなときもあったが、それも気にならずに奥の方へと歩いていった。
周は小さな田舎村を見つけた。
周は物静かな村だと思いその村を探検してみた。
古そうな二階建ての家をのぞくと、女の子が座っていた。
周はゆっくりその女の子に近づくと、女の子は
「誰?」と聞いた。
周はドキッとして、言葉が出なかった。
少ししたら後ろのドアが開いて、またしても女の子が入ってきた。
その女の子は、明日那と名乗ってから周に名前を尋ねてきた。
少し落ち着いた周は、名前を告げることが出来た。
明日那は周に奈々を紹介した。
最初に周は奈々と会っていたのだが、名前を知ることが出来て新鮮な気持ちだった。
周はこれから明日那と奈々の家に居候する事にした。
周は、前にここを見たことのある風景だと思いつつ気を紛らしていた。>
外には一面の桜が咲いている。
周は一本の桜を見ていると、ひらひらと一枚の花びらが飛んできた。
周はその花びらをそっと持ち、無意識に見入ってしまった。
少ししてから、明日那は奈々を連れて外出してしまった。
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