雨が上がる頃

思い出は胸の中

　そんな事が三年近く、繰り返されて。いつからか、無心でいる事が出来なくなっていたけれど。

僕はそのまま、瞳を閉じて。
傷口を撫でるように、夢想する。

取り残されて寄り添った、僕らの日々を。