証し

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店に入った俺らには 沈黙が待っていた。 ヒロが他のメンバーを呼び出す。 《なんや?えらぃ大袈裟やな…?》 俺は、ヒロたちの行動がいまいち理解出来なかったが 大人しくメンバーが来るのを待っていた。 最後にヒデかけた電話を切ったヒロが 俺に向かって、言った。 『シン…ホンマに姫のこと、覚えて無いんか?冗談やろ?俺らのこと、からかってるんやんな?』 《前に組長も言ってたな…。》 俺は…ヒロには全て話した。記憶が途切れてること。 何で入院してたか分からんこと。 指輪も“姫”って言う子のことも… 正直、俺は知らんのやって…
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