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周りでは、他のメンバーとファンの人たちで賑わって居た。 カウンターに2人。 《気まずい…》 正直な感想だった。 初めてちゃんと顔を見た キレイな顔で、子供のような眼をしていた。 でも、今の私は自分の状況に少し驚いていて それどころでは無かった。 『…で、どぅやった?』 彼の声でやっと我に返った。 目を輝かせて聞いて来る彼に 飾らない言葉で、感想を伝えた 少しして、彼がファンであろう人に呼ばれたので その隙に帰ろうと 重い扉の外に出ると… さっきとは違う人に声をかけられた。 ボーカルよりも、少し背の低い華奢な人。 彼もメンバーだった。 『さっき、シンと喋ってた子やろ?あいつから知らん人に声かけるなんて、めっちゃ珍しいねんで!』 《シン…あぁ、さっきのボーカルかぁ。で、この人は何なんだ…?》 だからなんだ。といぅ顔で 取り敢えず話を聞いてると… 『今から打ち上げやし、おいでや!今日は身内ばっかりやし、ファンは来んから、安心していぃで!俺もあんたに少し興味あるし…』 話の展開の早さに付いて行けない私は 丁重にお断りをして その場を、離れ帰路についた…
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