76人が本棚に入れています
本棚に追加
辺りがすっかり暗くなり、寒くなってきた。時間が経つのが早く時刻すでに20時を過ぎていた…。
「そろそろ、俺行くよ」
「え、もう?」
名残惜しいように聞く声に愛らしさを覚える
「うん。しばらくはこんな風に会えなくなるけど…」
「どうして?」
「バイトしようと思うんだ」
多少無茶しても死なないなら危険な仕事をしても安全だし。母さんとカオリの少しでもお金を遺したかった。
「うん…わかった。でも無理しちゃ嫌だよ」
「うん。じゃあ」
頬づりするように顔を近づけ軽いキスをした
「じゃあねー!浮気しちゃ嫌だからねー」
「しねぇーよ!バーカ!」
手を大きく振ってカオリと別れた。
最初のコメントを投稿しよう!