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とりあえず、ジィさんを喧嘩に行かせるのはマズイ。
「ちょっと待って…。私が行く」
つい口を滑らせた不幸体質を呪う一言だった。
ドアを蹴り破り。
「なんじゃい!ワレェ!!」
典型的なそちらのかたが出てきた。
「うっさい!キリヤを出せー!」
あ、声…。裏返った。
10~20分ぐらい経った。ボス登場!
「お嬢…。またですか?」
「今日は、違う。これ帳消しにして」
要件を言って、借用書を投げつけた。
「お嬢…。それはちょっと…」
小声で。
「ジィさんが来るよ」
まぁ効果絶大!さっきのチンピラに借用書を渡して、一件落着。
「アイツが来るって穏便じゃあないですね。どんな関係ですか?」
「まぁ漢友達だったらしいよ」
キリヤはひきつった顔のまま動かない。まぁ想像通りのリアクションでした。
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