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「実は…僕には、幼馴染み香織って娘が僕の子供を身篭ったらしいんですよ」
「らしい…?」
割って入る私。
「カオリの友達が言うにはなんでわからないんです。けどそれが本当ならって思うと…」
「それで?」
ミコトは少し興味をもったみたい
「それでカオリと約束したんです。産まれるまで死なないって…。でも俺んちそんなに金無くて。カオリは親には内緒にしとくって…」
「ふーん。……じゃあ50万で良いよ」
ミコトはそう答えると
「あ、あありがとうございます」
涙を流しながら、ミコトの手を掴みお礼をした。
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