謝罪

8/18
699295人が本棚に入れています
本棚に追加
/591ページ
「………」 「………」 気まずい空気が4人のテーブルに流れる。 「……………………」 「――え~っと!隆也と三上さんは同級生だったんだって!?」 ガタタッ! ガシャッ! 沈黙に耐えきれなくなった松尾がついに口を開いた、が、それはいきなり地雷だった…。 「まっ松尾くん!」 アキが焦って袖をひっぱる 「最初からソレはどうかなぁ?もう少しこぅさぁ…!」 「いいよアキちゃん、俺もそのことで話しに来たんだしさ」 隆也が遮って、アキに申し訳なさそうに笑いかける。 ――話ってなんだよ。 柚梨奈は不機嫌に眉間にシワを寄せた。 「あのさぁ、安永…サンだよね」 「三上ですと言いましたよね」 隆也がオズオズと聞いてくるのに対して、きっぱりと冷たく言った。 「いや、だから小四の時同じクラスだった安永だよね?ってこと」 ――そうだよ、ブスながって呼ばれてた私だよ。 と嫌味が出そうだったけどやめた。
/591ページ

最初のコメントを投稿しよう!