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「………」
「………」
気まずい空気が4人のテーブルに流れる。
「……………………」
「――え~っと!隆也と三上さんは同級生だったんだって!?」
ガタタッ!
ガシャッ!
沈黙に耐えきれなくなった松尾がついに口を開いた、が、それはいきなり地雷だった…。
「まっ松尾くん!」
アキが焦って袖をひっぱる
「最初からソレはどうかなぁ?もう少しこぅさぁ…!」
「いいよアキちゃん、俺もそのことで話しに来たんだしさ」
隆也が遮って、アキに申し訳なさそうに笑いかける。
――話ってなんだよ。
柚梨奈は不機嫌に眉間にシワを寄せた。
「あのさぁ、安永…サンだよね」
「三上ですと言いましたよね」
隆也がオズオズと聞いてくるのに対して、きっぱりと冷たく言った。
「いや、だから小四の時同じクラスだった安永だよね?ってこと」
――そうだよ、ブスながって呼ばれてた私だよ。
と嫌味が出そうだったけどやめた。
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