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それからの俺はイライラしたりドキドキしたり、結局は彼女から目が離せずにいた。
発見したことは、なんだか怯えているようではあるが、周りにもちゃんと気を配っていること。
それなりに話を振られれば答えること、でもそれに俺が絡んでいるとうつむいて「ハァ」しか言わないこと。
なんだ?
彼女も俺を意識してるってことか?
そうポジティブに考えてみたものの、
どちらかといえば顔は赤いより青いことで、その思想は否定せざるを得ない。
初対面なのに、こんなに妙な反応するなんて
もしかして…
「ねぇ三上さん俺と会ったことある?」
思い切ってなんの脈絡もなく突然切り出した。
周りも一瞬無言になる。
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