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反応したのは他の奴らだ。
当の彼女はポカンとしている。
そしてかなりの間をおいて
「は?」っと同じ反応をした。
俺の方は、さらに何テンポもズレて慌て出す。
「いや、あの、これは…!」
「からかってるんですか?」
「違っ!」
否定の返事だけは早い。
驚いていた瞳が一気に冷めていき、一つ大きく息を吐き出すと決意したように伏せられた。
「じゃあ答えます」
なにを…
回らない頭で考える前に、
「私は大っ嫌いです!!」
そう叫んで腕を振り払うと、ものすごい勢いで出口に向かった。
「「え?」」
皆も事態が飲み込めず、彼女が店のドアをピシャリと閉めたあたりでようやく声をあげた。
だけど俺はまだ間抜け面でポカンとしている。
どうやら俺はあの子に本気で
一目惚れしていたらしい。
そして告白してフラれた――。
この間約45分。
あまりにも短い恋に
「え?」
ようやく声が出た。
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