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5月、桜もすっかり散って緑色の葉っぱが空の青色に映えてすごく気持ちのいい天気――…
新入生もだいぶ新しい学校に慣れてきた今日この頃。
「壱花~お昼にしよ~♪」
そう言って隣の席のイスを勝手にをあたしの机へと向きを変え、早速お弁当を広げる友達のコバちゃん。小畠 萌だからコバちゃん。
「コバちゃん……おはよ~」
「壱花…寝てたね?」
「うん……現国は睡眠の時間~~」
「そんなこと言ってられるのも今のうちだよ?次のロングホームルームの時間に席替えだってさ」
「……え!?うそ!!この後ろの席最高なのに~!!」
そんな何気ない会話をコバちゃんと2人でしていると―――…
『♪~♪~♪皆さんこんにちは~《スクール☆ラディオ》の時間でぇ~す♪~♪~♪』
「……なにコレ?」
教室についてるスピーカーから音楽とともに何かが始まった。
「いつもやってるじゃん!放送部だよ」
「へぇ~初めて聞いたよ」
「さすが壱花!!毎日やってるのに!!」
コバちゃんはお弁当のおかずを食べながら器用に笑った。
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