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「壱花も早くお昼食べなよ」
「あ、うん」
お弁当を出そうとカバンを開けた時にケータイのメール受信を知らせるランプが点滅してるのに気がついた。
(誰だろ?)
ケータイを開けてメールをチェック。
「………やばい」
「?どったの~?」
コバちゃんがそう聞いたのと同時ぐらいに
『♪~♪~え~一年生もこの学校にそろそろなれ―――ガガガッッ!!―――うわっ!!何するんだ―――ガガガ』
スピーカーから聞こえる不審に乱れた音声にさほど聴いていなっかた他のクラスメイトもなんだなんだと校内放送に耳を傾ける。
『貸せ!!ちょっとぐらいいいだろーが!!―――おい!1年C組 吉井 壱花!!おまえ何オレ様の命令無視してんだ!あと1分以内こねえとお前の人には言えねえ話ここで全部流すぞコラァァァ!!わかったんなら早くしろ!!―――ブチッ!』
―――シーン…
静まりかえる教室。
―――ガタッ!!!
だだだだだだだ―――!!!
ガラガラ―――
バンッッ!!
だだだだだだだだ―――!!
「……いってらっしゃ~い」
そんな教室の沈黙をやぶり盛大な音を出しなが出ていくあたしにコバちゃんはお弁当を食べながら手をふった。
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