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「雨宮…龍司ね」
奴、鶴野は満足そうに頷き続けた
「これで知り合い、傘貸してよ…龍司ッ♪」
うわっ最後の方に絶対営業入った
「えと…」
「あぁ、御礼と言っちゃあ何だけど…
3000円くれたら後悔させないわ!」
おや?新手の商売?
しかも人の話聞いてないし…
傘奪い取ってるし…
一緒に傘に入る訳もいかないので
横に並んで話しを聞く
「私ね…、あーゆーの…結構得意なんだ」
そう言って鶴野(自称)が指差した方向にあったのは…
新装開店したてのラーメン屋…の向こうに浮かび上がる怪しいピンクのネオンの建物…
ちょ…おまっ!?
まぁ…
そんなのにノコノコと付いていく俺がいるのだが…
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