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「あ~…いいことした後は気分が晴れ晴れしいよ~」
…と鶴野は都合のいい事をほざきながら鉄製の階段を上がっていく
.
そして自分達の部屋に着き
ドアを開けると…
「恵…?今日は遅かったね」
調度そこには一つ先輩の[栗原 雅]が
「はっは…いや~…ね!
家を失い途方にくれていた愚かな青年にさ~暖かなホームとコーヒーを与えていたのさ」
鶴野は少し脚色してそう伝えた
「…そ!私はてっきり今日の掃除当番をサボったのかと…」
雅がそう言って
踵を返し部屋に戻ろうとする瞬間
「…あ゛(そんなこともあったような…※呟き)」
雅はそれを聞き逃さず
振り向くとその眼光で鶴野を捉え
「アンタって奴はあぁァッッ!!」
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